通勤で近鉄電車を使っていますが、勤務日数の関係で定期券ではなく回数券を使用しています。そこで近鉄回数券の種類、買い方、あまり知られていない⁈使い方を紹介します。
回数券は「回数券カード」
近鉄回数券の特徴
- 薄いカードで、使用ごとに「日時、乗降駅、残回数」が印字される
- 乗車時と降車時に、自動改札機に投入して使用(挿入方向があるので注意)
- 有効期間は、カードの発売日から3か月間
- 他社局の路線での利用不可
- 駅指定ではなく運賃額で発売
回数券は三種類ある
近鉄回数券の種類は下記の三種類。
- パールカード11(普通回数券カード)
- オフピークチケット(時差回数券カード)
- サンキューチケット(土・休日割引回数券カード)
各回数券の特徴は次の通りです。
パールカード11(普通回数券カード)
- 10回分の運賃で11回使える(1回分お得)
- 利用の曜日、時間帯に制限は無し
- こども用も発売している
オフピークチケット(時差回数券カード)
- 10回分の運賃で12回使える(2回分お得)
- 平日(月~金)の10時から16時までと、土曜日、日曜日、国民の祝日、振替休日、12/30~1/3と土休日ダイヤ実施日の終日に使用できる(16時までに改札機を通していれば、下車は16時以降でも可)
- こども用は無し
サンキューチケット(土・休日割引回数券カード)
- 10回分の運賃で14回使える(4回分お得!)
- 860円以内の区間に限り発売
- 土曜日、日曜日、国民の祝日、振替休日、12/30~1/3と土休日ダイヤ実施日の終日に使用できる
回数券の買い方
回数券は駅の自動券売機で購入します。
回数券カードを選択する
画面左側の「回数券カード」をタッチする
カードの種類を選択する
「回数券カード」をタッチすると、カードの種類が表示されるので購入するカードを選んでタッチする(表示されるカードの種類は、購入日時に使用できるカードのみ表示されます。たとえば平日の金曜日に「サンキューチケット」を買おうとしても画面に表示されません)
金額を選択する
次に運賃額が表示されるので、乗車する区間の運賃額をタッチします。選んだ運賃額の10倍の金額を催促され、券売機にお金を投入すると回数券カードが発行されます。
今回はサンキューチケット300円区間を購入しました。
お得な使い方(複数人での乗車方法)
あまり知られていないと思うのですが、回数券カードは複数人で使えます。自動券売機で、きっぷに引換えて乗車するのですが、具体的には次の通りです。
自動券売機に回数券カードを投入する
まず改札機を通る前に自動券売機に行き、回数券カードを券売機に投入します
枚数を選ぶ
すると画面に回数券カードの残回数に応じて、枚数が表示されますので必要枚数を選択します(例えば二人で出かける場合は「1枚」を選び、一人目は回数券カード、二人目はきっぷで乗車します)
※引換えたきっぷは、引換え当日限りしか使えないので注意してください
今回は「1枚」をタッチ。回数券カードが返却されきっぷが1枚発券されます。
まとめ
PiTaPaやICOCAで気軽に電車に乗れる時代ですが、同じ区間・同じ時間帯で利用することが多い場合、回数券の利用を考えてみるのもイイかもしれませんね。また、休日等に何人かで出かける場合、上記の方法を使えばお得に出かけられると思いますよ。